弁護士町田北斗

医療過誤×裁判

【医療過誤×刑事責任】体内にワイヤ置き忘れで患者死亡!別の医師が抜いても「元の主治医」が有罪になる法的ロジック

医療ミスが起きたとき、それが単なる「民事上の損害賠償」にとどまらず、「刑事事件」として警察に立件され、前科がつく可能性があるのはどのようなケースなのでしょうか。本件は「体内に医療用ワイヤを置き忘れた最初の医師」と「それを引き抜いて死亡させて...
医療過誤×裁判

【刑務所での医療過誤】腫瘍発見が遅れ受刑者が死亡した事件。国家はどこまで責任を負うべきか?

今回は、刑事施設(拘置支所・刑務所)に収容されていた20歳男性の受刑者が精巣腫瘍で死亡した事案について、国の損害賠償責任が問われた令和7年10月30日の国家賠償請求事件の判決を取り上げます。裁判所は、原告の請求約7300万円のうち150万円...
国家賠償×裁判

【整地ローラーで両目失明】市の賠償責任は無し!行政の管理責任の境界線を解説!

今回は、行政が管理するグラウンドで発生した痛ましい事故をめぐり、「行政(市)に損害賠償責任があるのか?」が問われた国家賠償法(国賠法)の裁判例(令和7年5月14日判決)を科学します。子どもたちがグラウンドの隅に置かれていた重さ約600kgの...
国家賠償×裁判

【受刑者の人権?】ヒゲ剃り強制&懲罰房が違法で賠償金18万円の法廷ロジックを弁護士が解説。

刑務所などの刑事施設において、受刑者がヒゲを剃ることを拒否した場合、刑務官が力ずくでヒゲを剃らせることは法的に許されるのでしょうか? 今回は、金属アレルギーを理由にヒゲ剃りを拒否した受刑者に対し、職員が腕を押さえつけてバリカン等でヒゲを剃っ...
国家賠償×裁判

【無罪の賠償】懲役12年の服役から再審無罪!国賠訴訟で滋賀県警の違法捜査が断罪された理由を解説

滋賀県所在の病院(本件病院)において平成15年(2003年)5月に生じた患者(A氏)の死亡事件につき、看護助手であった原告は殺人罪により逮捕・起訴され、懲役12年の有罪判決を受けて満期出所するまで服役しました。その後、再審により無罪判決を獲...
国家賠償×裁判

裁判官が自ら実験!ネパール人男性が留置場で急死事件で警察の違法拘束を裁いた高等裁判所の正義

今回は、警察署の留置施設で「戒具(ベルト手錠や捕縄)」により約2時間拘束されたネパール人男性が取調べ中に急死した事件について、東京高等裁判所で言い渡された衝撃の逆転判決(令和7年11月19日判決)を徹底科学します!実はこの事件、第一審(東京...
法×裁判

【裁判手続の基礎講座】裁判所は事実を認定することが9割!痕跡から事実を認定する手法を解説。

いつもご視聴ありがとうございます!「刑事裁判を科学する」です。ニュースや裁判の報道で「裁判所は〇〇という事実を認定しました」「事実認定に誤りがあるとして控訴します」といったフレーズを耳にしたことはありませんか?実は、裁判の勝敗の9割以上は、...
国家賠償×裁判

【違法取り調べと断罪】「俺は北署のエースだ」警察官のあきれた取り調べテクは違法!黙秘権・接見交通権を科学する

テレビドラマなどでは、警察官が被疑者に対して「ここだけの話、罪を認めたら少しおまけしてやるよ」「俺にはその権限がある」などと持ちかけるシーンを見かけることがあります。しかし、現実の刑事訴訟法においては、このような取り調べは「違法」です。なぜ...
国家賠償×裁判

【校内暴力で保護者が賠償命令】でも休み時間だから学校の監督責任はありません。裁判所のロジック解析

小学校の教室で、わずか「5分間の休み時間」に発生した一方的な暴力により、被害児童はPTSDや「心因性視力障害(視野の一部欠損)」という重いトラウマを負いました。被害者側は、加害児童の両親と学校を設置する自治体(区)に対して約950万円の損害...
国家賠償×裁判

【警察車両の無断駐車を認定】請求認容されたのは何と「4円×利息3%」!その衝撃ロジックを解説。

事件の発端は、ひき逃げ事件の捜査に向かった警察官が、民間が管理する月極駐車場に約20分間、パトカー(捜査車両)を無断駐車したこと。激怒した管理会社(原告)は、「1か月分の駐車場代8,000円を支払え!」と提訴しました。警察側は「ひき逃げ捜査...